レベルUPのコツ
 
発明のレベルUPのためのコツを紹介する前に、1つの特許発明の例をご紹介します。
小さなアイデアをレベルUPさせて見事特許権を獲得した例です。
そこにこのコツのヒントが隠されています。まずはこちらをご覧下さい。
なお、いきなりコツをご覧になりたい方はこちらへどうぞ。
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Aさんは銀行の預金通帳とキャッシュカードとを別々に持ち歩いていました。

しかし、別々に持ち歩くのは面倒で、どうにか預金通帳とキャッシュカードを1つにまとめて持ち歩けないか、Aさんは考えました。
そこで・・・

図1
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そこでAさんは、右図のように預金通帳の内側にポケットを付け、そこにキャッシュカードを収納したらどうか、と考えました。預金通帳にキャッシュカード用のポケットを付ける、これは立派な発明です(これを発明《1》とします)。

しかし、残念ながらこの発明《1》で特許権を取ることは殆ど不可能です。ただ単に、預金通帳にポケットを付けただけですから。
つまりこの発明《1》は良いアイデアだけど、発明のレベルが低く、特許にはならない発明といえます。

図2
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このひらめきを何とか特許に結びつけたい。
Aさんは諦めずに更に考えました。そして、Aさんは発明《1》の決定的な欠点に気づきました。

その欠点とは『通帳記入をする際、発明《1》ではキャッシュカードをポケットに入れたまま(キャッシュカードを抜き忘れたまま)ATMに挿入してしまうおそれがある。
その場合、ATMの中でキャッシュカードは壊れてしまうだろうし、下手をするとATMまで故障させてしまう。』といものです。そして・・・

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そして、Aさんはその欠点を克服するため、右図のような発明《2》(発明《1》の改良版)を考えつきました。

 これはポケットの位置を横にずらして、少しだけキャッシュカードが預金通帳の横からはみ出る様にしたところに特徴があります。キャッシュカードが横からはみ出していれば、カードのはみ出した部分がATMの挿入口に引っかかってATMに挿入できない。
そして、その時にキャッシュカードを抜き忘れたことに気づくので、発明《1》の欠点を見事に克服した訳です。

図3
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ちなみに、これは発明《2》の斜視図です。

後日、Aさんは発明《1》と発明《2》を特許出願しました。

その結果・・・

図4
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その結果、発明《1》は予想通り拒絶されましたが、発明《2》には見事特許が認められました

預金通帳発明の例は以上です。

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Aさんが何故特許権を取得できたか、その最大のポイントは、発明《1》の一歩先をゆく発明《2》をしたこと(発明をレベルUPさせたこと)です。
そして、どうすればこのような一歩先ゆく発明を考えることができるのか。
それが発明をレベルUPさせるコツです。そのコツとは・・・

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<発明をレベルUPさせるコツ>

勘の良い方はもう気づかれたかもしれません。
発明をレベルUPさせるコツとは、

ひらめいたアイデアの欠点を探しだし、それを克服することです。

じっくり考えればAさんのようなアイデアをひらめくことがよくあります。
是非トライしてみて下さい。

ただし・・・・・・
私共の経験上、不慣れな方にとって、ひらめいたアイデアの欠点を探すという作業は意外と難しいようです。「欠点を探せと言われてもなかなか…」という方が大勢います。
その場合は、当方に是非声をかけて下さい。当方はこのコツを利用して多くの発明をレベルUPさせた経験があります。

※なお、このコツはどのようなアイデアにも応用できるものですが、ソフトウェア発明・ビジネスモデル発明においては特に有効です。

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当事務所では「発明相談を受ける人間は自らがアイデアマンでなくてはならない!」という基本方針の下、スタッフが自ら幾つもの発明をし、日頃もアイデアを出し合っています。

実は、紹介した預金通帳の例に出てくるAさんとは当事務所所長の八嶋のことであり、八嶋がこの預金通帳発明の特許権者です。
また、当事務所のスタッフの中には日本テレビの人気番組「伊東家の食卓」にそのアイデア(裏技)が採用され、番組出演をした者もいます。

貴方の‘小さなひらめき’は、きっと特許権につながります。
私共と一緒にそのアイデアを育てましょう。ご連絡を待ちしております。

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<発明をレベルUPさせるコツ(番外編)>

ここで更なるコツを番外編として紹介します。

更なるコツとは・・・・・・
それは自ら幾つもの発明をした経験のある人とその発明の欠点について大いに議論することです。
発明経験豊富な人は議論の中でピン!とくるものを見つける能力を自然と身につけており、その発明の欠点を見つける能力にも長けているからです。

そして、その議論はある程度ハイテンションで行うことが重要です。
当方の経験上、暗いムードの中で良質なアイデアが出たことはありません。
議論の進め方にもコツがあるのです。

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